至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「ごめん……」


「テルも土日は忙しい」


それは、テルさんをあたしの都合で使うなって意味で。


「……ごめんなさい」


テルさんは、凌牙の側近なんだからそう言うのはもっともだ。


結局、あたしのお客として来てる訳だから、文句を言われるのは当然あたし。


本家との用事の合間に、若菜の送迎をしてくれることもあるテルさん。


誰よりも忙しいテルさんに、そんなことを当たり前のようにさせていたことを反省する。


「……それと」


ドクンッ……


まだ何かありそうな凌牙の言葉に、心臓が飛び上がった。