「ねえ、本当に流川さんの所に居るの?どうして?誰かにそそのかされたの?」
その言い方を聞く限り、お姉ちゃんは"流川さん"を知っているみたい。
だけど、"流川さん"の所にいるのはあまりよくないようで。
あたしの知らないところで、お姉ちゃんまで裏社会に関わっているんじゃないかと不安が渦巻く。
「流川さんなんて人は知らない。とにかくあたしは大丈夫。元気にしてるからもう心配しないで。ごめんっ……」
口早にそう言ったあたしは、携帯を電源ごと落とした。
このタイミングで切ったのには、理由があった。
「ただいまー」
若菜を送ってくれた大翔がちょうど戻ってきたところで、あと5mの距離まで迫って手を振って来たから。
その言い方を聞く限り、お姉ちゃんは"流川さん"を知っているみたい。
だけど、"流川さん"の所にいるのはあまりよくないようで。
あたしの知らないところで、お姉ちゃんまで裏社会に関わっているんじゃないかと不安が渦巻く。
「流川さんなんて人は知らない。とにかくあたしは大丈夫。元気にしてるからもう心配しないで。ごめんっ……」
口早にそう言ったあたしは、携帯を電源ごと落とした。
このタイミングで切ったのには、理由があった。
「ただいまー」
若菜を送ってくれた大翔がちょうど戻ってきたところで、あと5mの距離まで迫って手を振って来たから。



