至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「今の女、誰だ」


そしてあたしに向かって、不機嫌そうに問う。


自分の留守に、知らない人間を家に居れたことが不満だからに決まってる。



だけど今のあたしには、それに答える余裕なんかなくて。


気付けばテルさんの後を追っていて、少し走るとその姿をすぐに見つけることが出来た。



……けれど。



「嘘でしょ……」



思わず手を口に当てて、木の陰に身を潜めた。





「……離してよっ……」


「嫌です……っ……」



見えたのは、テルさんの後ろ姿で。



………お姉ちゃんを、背後から抱きしめていたから……。