至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「どうしてそんなことになったの!」


半分泣き声になっているお姉ちゃんの声。


「……」


……そんなことっていうのは、あたしが双葉園を出たこと?


それとも、柳迅会絡みの暴走族の棲家に住んでいること?



「園で何かあったの!?お姉ちゃん……もう心配で心配で……」


久しぶりに聞くお姉ちゃんの声がこんなにも悲痛なことに、胸が痛くて何も言葉を返せない。


それにお姉ちゃんが愛していた園で、あたしがリンチされてたなんて知ったら……。


あたしの意志だったとはいえ、園に戻した自分を悔やむに決まってる。



「何もないよ……お姉ちゃんには迷惑掛けないから…」