至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

そんな人と、1時間も狭い車内で一緒なんて息が詰まるはず。


「ううんっ」


結構な勢いで返され、


「あ、怖くなかった……?」


そういうわけじゃなかったのかと思っていると。


「その逆……」


「え?」


「さっきの人……」


「テル…さん?」


「テルさん……ていうんだ…」


若菜の中で初めて認識したらしい名前を、噛みしめるようにつぶやく。



え……?



「若菜……?」


まさか、との思いで問いかける。