至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

コンコン。


部屋のドアがノックされる。



……若菜の様子が気になって仕方ない大翔が、邪魔しに来たのかも。



「はーい」


と、少し気だるく返事をしながらドアを開けると。



「テ、テルさん……」


思っていた人物と違って、声が上ずった。


「今から少し外出する。5時までには戻ると思うが、彼女、帰るのはそれからで大丈夫か?」


話の内容が聞こえていただろうから、若菜に答えを求める。


「大丈夫です……」


さっきまでとは少し違い、声を細くして答える若菜。


「じゃあ、帰ってきたらまた一緒に送っていくから」


若菜にそう声を掛けると、テルさんは廊下を歩いて行った。