「うん、それで……?」
「彼……ここのリーダーなんだけど……」
「あっ、この間の怖い人?」
思い出したように言う若菜には、凌牙は怖いという印象だけを残したらしい。
"……来い"
正面を向いたまま、通りすがりにあたしにそう命令した凌牙を……。
「……そう、あの人……。彼ね、昔、双葉園にいたの……」
唯一の救いは、単に、双葉園と柳迅会だけの取引じゃないという点。
凌牙とあたしは、昔出会っていたから。
「そうなのっ!?」
双葉園に居たということで親近感が湧いたのか、フッと顔が緩む若菜。
「彼……ここのリーダーなんだけど……」
「あっ、この間の怖い人?」
思い出したように言う若菜には、凌牙は怖いという印象だけを残したらしい。
"……来い"
正面を向いたまま、通りすがりにあたしにそう命令した凌牙を……。
「……そう、あの人……。彼ね、昔、双葉園にいたの……」
唯一の救いは、単に、双葉園と柳迅会だけの取引じゃないという点。
凌牙とあたしは、昔出会っていたから。
「そうなのっ!?」
双葉園に居たということで親近感が湧いたのか、フッと顔が緩む若菜。



