至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「綺麗になってよかったじゃん、お疲れ様。じゃあ若菜、行こう?」


「うん……」


若菜は隣にいるテルさんにチラッと目を向けて。


テルさんに手で上がるように促されると、靴を揃えて脱いだ。


あたしと若菜は二階へあがって行く。


「お構いしたいのに~!!」


ちょっと。いや、かなり不満そうな大翔をそこに残して。





「ごめんね、あたしも一緒に迎えに行けなくて」


「ううん。大丈夫だよ」


あたしが行かないことは事前に連絡しておいたけど、テルさんと2人じゃ、きっと息が詰まったはず。


一緒に行きたかったけど、双葉園の近くに行くのも、なんだか忍びなくて。