至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「こ、こんにちは……」


少しおどおどおしながら、大翔を見上げる若菜。


それはちょっと怯えてるように見えて、この間、本当に送り狼にならなかったのか疑いを持つ。


ギロッと大翔に目を向けると。


「待ってたよ~!さあ、上がって上がって?ジュース何がいい?あ、紅茶の方がいいかな?」


「あ…えっと……」


苦笑いする若菜の姿に、ただ大翔のテンションに引いてただけなんだと、少しホッとする。


あたしもちょっと引いたし。


「大翔、お構いなく。あたしの部屋に行くから。飲み物とかも部屋に用意してあるから大丈夫」


「えっ!?リビング掃除したのに~」