至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

……やめとけば良かった。


諭されて腹が立ったなら、そこで年上のあたしは冷静になるべきだったんだ。



『所詮2番目』


それはまるで、次男である自分の宿命を言っているようで。



凌牙だってそんなようなこと言ってた。


1番目と2番目じゃ随分ワケが違うって。




"2番目の気持ちなんかオマエには分からない"


"分かってたまるか"



……聞こえない声が、聞こえてくる。




なんて声を掛けていいのか分からない。


謝るべきなのか、そうでないのかもわからない。



和希は決して、自分のことだなんて言ってないんだから。