……やめとけば良かった。
諭されて腹が立ったなら、そこで年上のあたしは冷静になるべきだったんだ。
『所詮2番目』
それはまるで、次男である自分の宿命を言っているようで。
凌牙だってそんなようなこと言ってた。
1番目と2番目じゃ随分ワケが違うって。
"2番目の気持ちなんかオマエには分からない"
"分かってたまるか"
……聞こえない声が、聞こえてくる。
なんて声を掛けていいのか分からない。
謝るべきなのか、そうでないのかもわからない。
和希は決して、自分のことだなんて言ってないんだから。
諭されて腹が立ったなら、そこで年上のあたしは冷静になるべきだったんだ。
『所詮2番目』
それはまるで、次男である自分の宿命を言っているようで。
凌牙だってそんなようなこと言ってた。
1番目と2番目じゃ随分ワケが違うって。
"2番目の気持ちなんかオマエには分からない"
"分かってたまるか"
……聞こえない声が、聞こえてくる。
なんて声を掛けていいのか分からない。
謝るべきなのか、そうでないのかもわからない。
和希は決して、自分のことだなんて言ってないんだから。



