至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

顔を強張らせたあたしに旬が苦笑いを見せるから、苦笑いを返したけど。


実のところ、全然笑える話なんかじゃなくて。


カフェオレを持つ手が微かに震えた。


「とにかく優月ちゃんのことは俺らが絶対に守るから、怖がったりしないで大丈夫だよ」


「…ありが…とう」


あの強さを見れば、灰雅のメンバーを信用しても大丈夫……。


そう自分に言い聞かせる。


「優月ちゃんが勝手な行動を起こさなければ、の話だけどね」


「……はい」


だけど釘を刺されて、肩身がますます狭くなる。



「あ、電話?」


旬が言うように、その時あたしの携帯が着信を知らせた。