至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「……そういう言い方は無いんじゃない?」


お兄さんがいないからちょっと手を出したとか、そんな軽い気持ちじゃないってことくらいは分かるから。


きっと、2人はものすごく愛し合ってるはず。


「琉聖さんは本気で七海さんを好きで、七海さんだって琉聖さんに本気なんだよ」


「だから?」


「だから…?って。だから……許嫁とかそんなのに囚われてないで、自分の想いを大事にするべきだと思う」


「知らねえよ。んなの」


「和希にとっても琉聖さんは仲間でしょ?どっちの味方なの?」


「じゃあさ、アンタになんか出来んの?」


「え……?」


「出来ねえんなら、騒ぎ立てずに放っておいてやるのも仲間の為だと思うけど?」