至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

なんだあ。


暴走族と御曹司に憧れるちぐはぐなクラスメイト達をおかしいと思っていたけど、実のところは同一人物だったなんて。


そんな二つの顔を持つ、琉聖さんの裏……いや表の顔に納得していると……。


「ちげえよ、バカ」


下品な言葉が、あたしの顔に掛けられた。


「ここで差す御曹司ってのは、琉聖さんの兄貴だ」


「おにい……さん……?」


あたしはポカンとする。


「七海さんの家はとある名家で、造船業を営む琉聖さんの家とは昔からの付き合いだったんだと」


「……なるほど……」


とりあえず、七海さんがちゃんとした家柄の本物のお嬢様だったことに”やっぱり”と頷く。