至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「う、うん……」


その殺気に圧倒されながらも、チラチラ周りを気にしつつ頷く。


琉聖さんとは、今日はまだ挨拶程度の言葉しか交わしていない。


だからこそ、ジッと窺うように眺めていたのだ。


「言うなよ」


「わ、わかったよ」


圧倒されて、そう答えるしかない。


「橘造船は、琉聖さんの実家だ」


「……は?」


なぜか言いにくそうに顔を背けた和希に、今度はあたしが身を乗り出した。


「じゃあ、御曹司って、琉聖さんのこと?」