至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「だからウチだけじゃなくて、SPIRALにしても、アキさんは扱いにくい人物なのには変わりないな。麗美さんなんて相当アキさん嫌ってるし」


苦笑いした旬に、あたしも納得。


「だから下っ端のヤツらも、アキさん一人の指示なんて思わなかったんじゃないか?灰雅が絡んでりゃ澤城だってやりかねないし」


「………」



なんて甘かったんだろう。


あたしの身に降りかかった出来事が、どれだけ恐ろしかったのか改めて知った。



そしてさらに恐怖は続く。


……今の言い方だと、今後もあたしはその澤城って人に狙われる可能性があるってことだから。



「あ、ごめん。リアルすぎたよね」


「…うう…ん……」