話の端には灰雅の"は"の字も出てこない。
それこそ、彼女達が憧れてる灰雅の名前が。
「何の話って?」
不審そうに聞き返されたから、あたしも聞いてしまう。
「えっと、その……灰雅の……」
「ええっ?灰雅?なに寝ぼけたこと言ってるの?今は七海先輩の話でしょ?」
「あ、うん…そうだよ、ね……?」
寝ぼけたつもりなんてない。
だから、七海さんの話じゃないの?
なのに、どうして七海さんの話をするのに灰雅を出して寝ぼけてるって言われるの?
灰雅の幹部、琉聖さんとつき合ってることは、もちろん有名なんでしょ?
それこそ、彼女達が憧れてる灰雅の名前が。
「何の話って?」
不審そうに聞き返されたから、あたしも聞いてしまう。
「えっと、その……灰雅の……」
「ええっ?灰雅?なに寝ぼけたこと言ってるの?今は七海先輩の話でしょ?」
「あ、うん…そうだよ、ね……?」
寝ぼけたつもりなんてない。
だから、七海さんの話じゃないの?
なのに、どうして七海さんの話をするのに灰雅を出して寝ぼけてるって言われるの?
灰雅の幹部、琉聖さんとつき合ってることは、もちろん有名なんでしょ?