「これ、真珠?」


そう思ったのは、あたしのネックレスについている真珠にとてもよく似ていたから。


これも、あたしのと同様少しピンクを帯びている。


あたしのは本物らしいし、これもそうかもしれない。


「知らね。テルさんに聞けよ」


「テルさんからもらったの?」


「厄除けっつって」


「和希、厄年?」


「は?知るかよ」


「その割には大事にしてるんじゃない?」


「なんとか大明神とかいう神社でお祓いされたとかで、邪険にしたら罰があたるんだと」


「そういうの気にするんだ。ふふっ」