毎日毎日練習し、台本を見なくても言えるようになった。

でも、気を抜いたらダメ。

台本はよくても、演技がダメだったら意味がない。


とうとう、本番が明日になった。

学校では、頭のなかで、


家では、お風呂場、料理中。

仕事の時は、休憩中。



とても大変だった。




「ねぇねぇ!」



えっと、龍磨…。私…好き…だよ?



「お~い!」



龍磨の甘いキスも大好き…。

嫌なんて、思ったことないよ…?



「み~や~び~ちゃ~ん~?!!!!!」

『え?あ。なに?』



台本に夢中だった。

だって、明日だよ?緊張するよ



「屋上いこーよー!みんなもういっちゃってるよ~!」



また?


毎日毎日春は私に”屋上にいこ~!”と、さそってくる。


それは、毎回私は断っていた。


…幸兎が練習しているのかきになる…。いこう



『いいよ』

「本当?!!!いこー!!!」