「でも、雅に一人任せるのはあぶねーし、未紀と俺がつくよ。

いいよな??」

「ん」


いつのまにかおきていた未紀さん。



「最初っから起きてた。勿論。見てた」



ニヤニヤしながら私と麻貴を見る。




『/////ぁ、もう!イーーヤーー!!////』



私は顔を手でおおって、外に走った。


いいし!!もう、麻貴のせいだー!!!////


走って走って、誰も知らないところにきた



『はぁ、はぁ、久しぶりだな、この秘密基地…』


私がまだ不死鳥の総長のとき、幹部みんなで作った不死鳥だけの秘密基地。

みんなはもう忘れてるかもしれない。


『麻貴のせいだ…。人前でキスなんてするから…』



秘密基地に体操座りをして、顔をうずめる



「まじ久しぶりだわ~」

「…はぁ」

「ここ、秘密基地あったよね~」

「うん」



『……逃げよう』



なんで私は運が悪いんだろう…

不死鳥がくるなんて…。それに、もう20なのに、不死鳥も引退してないの???



「たしか、ここだったよね……誰かいる」

『……やば』



私はまた、走って逃げた。

よっよかった!!!黒髪のウィッグつけといて!!!


ガッ


『え???…なんでここに崖があるのぉー!!!!!!!』