「お父さんねぇ、そのグラビアの星羅ちゃんのファンらしいのよぉ~…。」



お母さんがはぁ、とため息をつきながら言う。


「「…プッ。ハハハハハハッ!!!」」



先生と海斗は同時に笑った。



「なっなぜ笑う!!!」


「だっだって!!ハハハッ」

「晃さん!その星羅は、蘭ですよ!!ハハハッ」


「「は???」」

『ハハハハハハッ、星羅です』



カポッと、仕事用のウィッグを被った。



「星羅??!!!!!!!!!」



お父さん、驚きすぎ。



『それと、もうひとつ、これは、誰にも、言わないでね』


「「誰にも??」」


『そう。あのね…』



お母さんとお父さんの唾を飲む音が静かな部屋に響いた。




『不死鳥の元総長なの♪』


「「「…えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」」」