その光を、追いかけて。





そのためにすべきことは、ひとつ。

治療に専念すること。



今までみたいに病室でひっそりを呼吸を繰り返すだけじゃだめなんだ。

痛いこと、苦しいことに立ち向かっていかないと砂時計は流れ落ちていくだけだから。



恐怖がないわけじゃないけど。

君のためなら、きっと僕は大丈夫。



……会えなくても、この世界に君がいるなら。



それだけで僕は生きよう。

笑って、なんだって乗り越えよう。



弱音なんて吐かない。

苦しみはみんな隠してみせる。



「……っふ……、ぅぁ」



一粒だけ、耳の方へと流れた涙。

それはきっと、今までで1番しょっぱかった。

────切なかった。






























そして、僕は夏休みのはじめ。

君へと別れを告げた。