その光を、追いかけて。





入院する前の僕は、いつだって仁葉のそばにいた。



喧嘩した。

いじめられた。

怒られた。

悲しいことがあった。



そんな時、いつだって僕は仁葉のところに駆けつけていた。



なにかあったら守ってあげられる、お兄さんだった。

なのに、それが今じゃこのざま。






守りたいはずの、仁葉に守られている。






ベッドの上で、身動きが取れないのが嫌で嫌でたまらないんだ。

今だって、仁葉が僕の近くまで来てくれなかったら抱き締めてあげることさえできない。



仁葉が病院まで来てくれなかったら、会うことさえできないんだ。



もどかしくて、不自由な僕の体。

────終わりが近づいてきている。