「仁葉は光ちゃんだけが特別で、大好き、で……」
ああ、だめだよ。
待って、……待って。
わかってるのに。
口になんてしたくないのに。
なのに、
「────光ちゃんにはもう2度と会えないんだ」
声が、震えた。
息が苦しくなる、この感覚。
知ってるよ。
とっても懐かしい、求めてなんかいなかった感覚。
「っ、ぅあ、」
漏れる、嗚咽。
────────涙が、落ちた。
「な、なん、でぇ。
なんで光ちゃん、死んじゃったの……っ」
光ちゃん、光ちゃん。
君は亡くなっていい人じゃなかったよ。
失いたくなんか、なかった。

