その光を、追いかけて。





「そんな仁葉を否定するふたりなら、もうそばにはいられない」



ふたりの荷物を勝手にまとめてしまう。

ペンケースの中のペンの向きを揃えて入れて、一気にチャックを閉めた。



ふたりにそれを押しつける。



「今日はありがとう。
もう帰ってくれる?」



そう言って、ふたりの背をぐいぐいと押す。



帰ってと言われてたじたじのふたりに反論される前に階段を降りてしまう。



最後に笑って。

笑って、言葉にしてふたりに投げつけるなら……、






























「────大嫌い」










そして、仁葉は玄関の扉を閉じた。