その光を、追いかけて。





「あ、まったく。
また仁葉はベッドにきて……」

「だって、宿題するのにはここの方がしやすいんだもーん」



光ちゃんがご飯を食べる時に出てくる台をがしゃん、と出す。



「仁葉が勉強してる間、光ちゃんはその本読んでたらいいよね」



光ちゃんの顔を見上げるようにすれば、綺麗な首のラインがよく見える。

頭をぽふっと撫でられた。



「じゃあ頑張って」

「うん!」



仁葉、漢字ドリルは結構好きなんだよね。

何回も同じ漢字を書くのは面倒だけど、わからないことはないから。



たまにその漢字を使った単語から文章を作るのに悩んだりするけど、それもそこまで大変じゃない。



国語は好きなんだ。



だから、問題は……算数。