その光を、追いかけて。









「坂元くん、一緒に帰ろ!」



スクールバッグを抱えるようにしながら、仁葉はひょっこり。

坂元くんの前に顔を出す。



まだ席について、荷物をリュックにしまっている彼が仕方がないな、と頷いた。



ふふふー。

最近ね、仁葉は気づいたの。

坂元くんはとってもとっても甘いって!



お願いしたら、なんだかんだで大抵叶えてくれるの。



これが坂元くんの一面かーと思うと、そういうところを見せてもらえるようになったことに喜びを感じる。

胸を張ってクラスの人に、学校中の人に、町の人に、世界中の人に自慢したくなるんだ。



坂元くんは優しいよって。

素敵だよって。