その光を、追いかけて。





「俺、は……」

「なぁに?」

「俺は柚季が、好きだ」

「うん……知ってるよ」




















「────────大好き、だった」




















否定なんてしないで。

拒絶なんてしないで。

傷だらけのままでも、歩いていたら、君の悲しい記憶はいつか愛おしい思い出になる。



なんて、これは光ちゃんの受け売りなんだけどね。



今でも思い出になんてできていない仁葉が言えたことじゃないけど。

でも、坂元くんが少しでも幸せでいられたらって思うこの気持ちは嘘じゃないんだよ。






「鈴宮」

「なぁに、坂元くん」



名前を呼ばれて、こてん、と首を傾げる。



「ありがとう」



坂元くんは涙をぬぐって、そう優しく優しく囁いた。