結局、その日は先生と個人レッスンをする時間なんてなくなってしまって、あたしは家に帰って1人で数学の復習をすることになった。
そして翌日。
目が覚めると机の上には数学の教科書とノートが出しっぱなしになっていて、あたしは慌ててそれらを鞄に入れた。
頑張って1人で問題を解いてみたのだけれど、やっぱりイマイチわからなかった。
途中であきらめるのが悔しくて何度もチャレンジしていたら夜になり、眠気に負けてそのままベッドに入ってしまったのだ。
「あーあ。結局よくわからなかったなぁ」
こういう時、先生の授業がどれほどわかりやすいか痛感する。
とぼとぼと通学路を歩いていると、いつものようにかんなが後ろから声をかけてきた。
「おはよ詩! 1人でなにブツブツ言って歩いているの?」
さっきの独り言をきかれていたみたいだ。
そして翌日。
目が覚めると机の上には数学の教科書とノートが出しっぱなしになっていて、あたしは慌ててそれらを鞄に入れた。
頑張って1人で問題を解いてみたのだけれど、やっぱりイマイチわからなかった。
途中であきらめるのが悔しくて何度もチャレンジしていたら夜になり、眠気に負けてそのままベッドに入ってしまったのだ。
「あーあ。結局よくわからなかったなぁ」
こういう時、先生の授業がどれほどわかりやすいか痛感する。
とぼとぼと通学路を歩いていると、いつものようにかんなが後ろから声をかけてきた。
「おはよ詩! 1人でなにブツブツ言って歩いているの?」
さっきの独り言をきかれていたみたいだ。