新しいお父さんに 「私はゴミの妖精だよ」 パタパタ羽をゆらして そう自己紹介したよ。 そしたら 「それは知らなかった。初めまして。かわいい妖精さん」 そう言って握手をしてくれたよ。 新しいお母さんに、 ゴミの妖精はね、きれいなものが好きじゃないの。 汚いところのほうが落ち着くの。 そう話したよ。 そしたら 「あらそうなの? 私たちの家はとても古いから、妖精さんにピッタリかもしれないわね」 そう話したよ。