プロフィール

大河大樹
【会員番号】241495
人を騙すのが何よりも大好物の作家、大河大樹です。


作品の表紙に『意外な結末』と書いてある作品は、読み手の意表をつく作品が多いです。


『皆さん聞いて下さい』『絶対読むな』「最後のわがまま~かけがえのない8日間~」が野いちご、ベリーズカフェおすすめ作品に選ばれました


夏のホラー特集に『絶対に逃げられない部屋』が選ばれました


よければどうぞ。

作品一覧

表紙を見る 表紙を閉じる
9月22日 早朝7時15分  起床 天気は快晴。昨日の雨が嘘のようだ。 日差しは強いが、暑過ぎることなく程よい。 小鳥のさえずりも耳をすませば聞こえてくる。素敵な朝。 朝食は軽く食パンとコーヒー。 食べ終わるとパジャマを脱いでスーツを羽織る。右手にはカバンをたずさえて。 時計の針は8時15分。玄関で靴をはいて扉を開ける。 すると目の前には一人の少女。 少女は顔はズタズタに引き裂かれ、両の腕の骨はありえない方向に曲がっている。 その顔はニヤニヤと薄ら笑いを浮かべて、僕の家の玄関先で立っていた。 何事もなかったかのように扉を閉めて、鍵をしめた。 そして首をかしげる。 おかしいな。 何でだろう。 今の女の子は昨日確かに。 僕が殺してやったはずなのに。 ※この作品にはグロテスクな描写だけでなく、胸糞悪い展開もふんだんに含まれております。
下を向いて歩いていこう

総文字数/1,172

詩・短歌・俳句・川柳3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
何か良いことがあったとしても 悪いことがあったとしても 何か嬉しいことがあったとしても 悲しいことがあったとしても おもむくままの君が うつむきたいと願うなら 誰に何といわれようと 君のために 下を向いて歩いていこう
世界平和なんてどうでもいいから

総文字数/3,381

詩・短歌・俳句・川柳8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
─────昨日、遠い外国でたくさんの人が亡くなったらしいよ ふーん ・・・どうでもいいから ─────難民の人達は今も食べ物すら無くて困ってるんだって あっそ ・・・どうでもいいから ─────明日、この近くで募金活動するんだけど、よかったら一緒にいかない? あのさ そんなことどうでもいいから とにかく私のことはほっといて ─────ねぇ、さっきからなんなのその態度。ひどくない? たくさん困ってる人がいるんだよ? ・・・もう本当に そんなことどうでもいいから 世界平和とかどうでもいいから ・・・おねがい 誰か私の気持ちを受け止めて
絶対に逃げられない部屋

総文字数/25,573

ホラー・オカルト91ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大学3年の夏休み、僕は友人とキャンプに出かけた。 バーベキューでもしながら馬鹿騒ぎでもしようと思っていたのに。 気がついたら僕らは”何もない部屋”にいた。 その場所は本当に何も無くて。 出口すら無かった。 なのにその部屋は。 願えば何でも手に入れることが出来る、不思議な部屋だった。 なぜ、僕らはこんな所にいるのだろう・・・。 ラストに思わず「ええっ!」と言ってしまうような物語です。 驚きたいのならぜひ一読を。
「やまない雨はない」という正論が嫌い

総文字数/1,105

詩・短歌・俳句・川柳3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
やまない雨はないからと言って 雨がやむのを待ち続けるのは もううんざり 明けない夜はないなんて言って 夜の寒さに一人ふるえて 日の出を待つのはもううんざり 一体僕らはいつまで待ち続けるのだろう やまない雨はない 明けない夜もない そんな言葉は大嫌い

公開リスト一覧

公開されているリストはありません。

レビュー一覧

★★★★
2015/06/01 22:27
ネタバレ
設定が面白い

死神が生前好きだった人の姿で現れる設定が面白く、最後も綺麗に収まっている。

もう少し描写にこだわると、より良い作品になると思う。

作者のセンスがキラリと光る良作です。

レビューを見る
★★★★★
2015/01/10 05:42
短いながらも、濃い内容

少ない言葉で、作者の世界観や伝えたいことが、しっかり詰まった作品です。 とても言葉選びの上手い作家さん。 切れ味抜群。

少ない言葉で、作者の世界観や伝えたいことが、しっかり詰まった作品です。

とても言葉選びの上手い作家さん。

切れ味抜群。

続きを見る
★★★★★
2014/12/12 18:24
たとえ遊びだとわかっていても

自分を受け入れてくれる人の側からは離れられない。 悲しいけれど、関係性に溺れている彼女は、きっと金魚のように上手に泳ぐことは出来ないのでしょう。 相変わらず、この作者は人がその一瞬一瞬に抱く刹那的な感情を描くのが上手い。 他の人にも是非読んでもらいたい。 きっと傷跡のように心に残るはず。

自分を受け入れてくれる人の側からは離れられない。


悲しいけれど、関係性に溺れている彼女は、きっと金魚のように上手に泳ぐことは出来ないのでしょう。


相変わらず、この作者は人がその一瞬一瞬に抱く刹那的な感情を描くのが上手い。


他の人にも是非読んでもらいたい。


きっと傷跡のように心に残るはず。

続きを見る
★★★★★
2014/12/05 23:30
大人が子供を守らなくてどうする

大人が子供を守らない社会になんの意味があるのか。 この作品は教師に対してのメッセージだが、僕は子供を守るのはすべての大人の責務だと思う。 子供たちはよく見ている。 大人が子供に真剣に向き合わないとき、きっと子供たちはこう思うだろう。 やっぱり大人は信用できない。 大人はこの作品から逃げてはいけない。

大人が子供を守らない社会になんの意味があるのか。


この作品は教師に対してのメッセージだが、僕は子供を守るのはすべての大人の責務だと思う。

子供たちはよく見ている。

大人が子供に真剣に向き合わないとき、きっと子供たちはこう思うだろう。

やっぱり大人は信用できない。

大人はこの作品から逃げてはいけない。

続きを見る
★★★★★
2014/12/01 21:57
人類共通の嫌いな言葉

この作品を読んだとき、僕が小学一年生の時に父親に「死ね」と言われたことを思い出しました。 その時のことは今も忘れていません。 僕の心の片隅に、今も残り続けています。 こんな言葉は現実に必要ない。 人が死ぬミステリーやホラーといった物語の中だけで十分だ。 言われた側は、いつまでも 「あの時はひどいこと言って、ごめん」 そんな謝罪の言葉を待ち続けている。 みなさんも読んで、今一度考えてみましょう。

この作品を読んだとき、僕が小学一年生の時に父親に「死ね」と言われたことを思い出しました。


その時のことは今も忘れていません。


僕の心の片隅に、今も残り続けています。


こんな言葉は現実に必要ない。



人が死ぬミステリーやホラーといった物語の中だけで十分だ。


言われた側は、いつまでも


「あの時はひどいこと言って、ごめん」


そんな謝罪の言葉を待ち続けている。


みなさんも読んで、今一度考えてみましょう。

続きを見る

好きな作家

    登録されていません。
pagetop