そんな姿から、彼女はごく普通の女子高校生に見える。 しかし 「音波」 縁側に腰をかけていた老人が、顔を上げ音波の名前を呼んだ。 『はい、おじぃ様』 「依頼じゃ」 『はい』 それは、彼女の一部の姿でしかない。