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それから、奇妙な同居生活が一週間以上続いた。


朝ばれないようにこっそりメイのところへ行き、つかの間の癒しの時を過ごして、それからリル達の元へ挨拶へ向かう。

相変わらず二人はいつも一緒で、離れるのは入浴の時ぐらいだった。

学校に使いのものに送らせてから仕事へ向かい、こなし、ときおり昼休みにメイ会いたさに帰宅したりした。

メイはメイで騒がしくなった屋敷に首をかしげながらも、いつも通り閉鎖された環境で過ごしていた。

帰宅すると騒がしい二人に迎えられ、目を盗んではメイに会いに行く。


夕食を食べるメイを眺め、それからリル達と共に夕食を食べる。


「…疲れた…」
「ご主人さま?」

癒しのメイと過ごす時間が、明らかに減っていた。

ソファにもたれこみ、メイのこなした勉強を確認し終わったので目を瞑る。

メイの匂いに包まれた空間に、メイと共にいる。

幸せな時間だった。

リル達との夕食を終え、あとは自由な時間なのである。