殺してあげる


風呂の中。

真っ白い入浴剤の入った風呂の中に浸かっている私がいた。


裸だ。


一糸纏わぬ姿。

左右の足首は何かで結ばれ、離れなくなっている。

どんなに動かしてもびくともしない。離れないようにきつく固く縛られていた。




風呂場のまん中に置かれているバスタブ。その風呂場の中に私はいる。




両腕はバスタブにがっちりと固定されている。


バスタブに穴が開けられていて、紐が通され、そこに自分の腕が固定してあった。


状況が飲み込めずなんとか体を動かすが、ぎっちりと固定された腕は動かない。

縛られた足を上げたり、体に近づけたりしてみるが、バスタブから出られることはない。出ていくのは溢れでた白いお湯のみだ。




「なに……………これ」




どうなってんの?


確かなんかのショーを見るために劇場にいたはず。

でもそこからの記憶が曖昧で……



そうだ、加穂留とキクカワだ。


あいつらだ。クッキーを食べてからおかしくなったんだ。