あの子の人形




そのとき、チャイムが鳴った。


「もう授業がはじまるね! また後で話そうね」


そう言うと、神田さんは自分の席に座った。


……嘘みたい。


神田さんと仲良くなれる日がくるなんて。


神田さんは私にとって憧れの存在でもあった。


あんな風に拓巳くんと話してみたいなあと思ってたから。


すごく嬉しかった。