妖精の心を貴方に

(絶対に勝つ、今の俺なら大丈夫だ)

小さい頃からサッカーをやって、その姿を母さんは嬉しそうにいつも見ていてくれた。

それがきっかけで、俺はサッカーを楽しくプレイすることを知った。

「望美にも教えられたな」

一度立ち止まり、望美に叩かれた頬を擦る。

「あれもけっこう効いたな」

俺は、サッカーが大好きでいつも楽しくプレイしていた、俺は何処かでもう気づいていたのかもしれない。

「俺は、いつも俺の事を見ていてくれた望美のことが」

──────好きなんだ────

その時。

『やっと、気づいたな』

「えっ?!」

何処からか声が聞こえてきた。

「何処から?」

『探しても無駄だ、俺はお前の中に居る』

「え!」