妖精の心を貴方に

望美は、優しい笑顔を俺に向けてくれて、俺の胸が高鳴りこの時ようやく気づいた。

俺は…望美のことが──────

「もう大丈夫だから、望美は心配するな」

「…本当に大丈夫なの?」

「望美のお陰で元気がでたし、自分がどうやってサッカーをプレイしていたのかも分かったから」

俺は、笑顔で望美にそう言った。俺のそんな姿を見た望美は、安心した表情へと変わった。

「頑張ってね奈津、精一杯応援するから」

「色々とありがと」

望美から離れてタオルを拾い皆の所へと戻る。

「…やっぱり、もっと好きになっちゃうよ」

望美は、俺の姿が見えなくなるまで俺の背中を見ていた。