妖精の心を貴方に

俺はタオルを被ったまま立ち上がる。

「奈津、何処に行くんだ?」

「ちょっと、頭冷やして来ます」

俺は学校の裏にある水道へ足を運び、水道の前で膝をつく。

「くそ!」

拳を握り地面を叩く。

「何でいつもの調子が出ないんだよ…、こんなの俺じゃない」

大國がボールを蹴って走ってくる姿を見ると、賭けの事が頭の中をよぎる。

「気にすんなよ……、気にしてプレイしてたら集中してサッカーなんて」

こんな時俺は、いつもどうしてた?思い出せよ!!