妖精の心を貴方に

【奈津】

翔からボールを奪い取った巫連赤は、ボールを高く上げて大國へとボールを回す。

「ナイス巫連赤」

「このくらい、当然だ」

巫連赤からボールを受け取った大國は、ゴールに向けて走ってくる。

「行かせないぞ」

先輩の一人が大國の前に立ちはだかり、ボールを奪い返そうとするが。

「そんな動きじゃ見え見えだ」

ボールを足の上に乗せた大國は、そのままにボールを軽く蹴った。

「なっ!」

ボールはそのまま先輩の頭の上を越えると、先輩の目の前に居たはずの大國がそのボールを足で受け取る。

「な、なんだあのプレイ」

「あんなプレイ、見たことがない」

大國はその後も先輩たちと次々と抜き、ゴール手前まで来た時思いっきりボールを蹴った。

「くそ!」

ボールはそのままゴールへと入り、勢い良くネットを引っ張る。