妖精の心を貴方に

【望美】

「小早川さんと大國さんって言う人、二人でなんのお話しをしていたのでしょうか?」

私の隣で佳絵羅お姉ちゃんが二人のことを見ている。

「何だろ?さっきから小早川の奴怖い顔してるけど」

「何だと思う、望美は?」

「え!」

咲楽が横目で私を見て聞いてきた。

「わ、分からない、けどあんな奈津見たの初めて」

なんだかいつもの奈津じゃない感じがした、今の奈津は何かに対して怒っているように見えるけど、それと一緒に何かを決めた様にも見える。

「あ!大國の近くに一人誰か居るけど」

「あの人は巫連赤太陽で背番号は九、大國と同じく小二からサッカーを始めいて、そのプレイは大國と同レベルかと」

「今日の試合本当に勝てるか不安になってきた、翔ー!!!!絶対勝ってねー!」

史絵の応援する声に気づいた夜城君は、こっちに向かって手を振る。