妖精の心を貴方に

【奈津】

「翔、お前のお姫様が呼んてるぞ」

「そうだね」

翔は、柳原に向って手を振る。

「お前らって、本当に仲が良いな」

「そんな事ないよ、玲緒君だって咲楽ちゃんと仲良いし、奈津君だって望美ちゃんと仲良いじゃん」

「それは、そうだけど」

この場合、その仲が良いという意味は少し違う気がする。

「奈津」

「何ですか?キャプテン」

「今日の試合は、そう簡単には勝てないかもしれないが、頑張って行こうな」

「当たり前ですよ!こんな所で弱気なんて見せないでくださいよキャプテン」

「分かってるさ、後輩に良いところ見せられっぱなしも嫌だしな」

俺と先輩は、拳を合わせた。