「はぁ・・・」 私の体は、大介のものだった。 私の心もまた、大介だけのものだった。 いつか別れることを予感しながらの恋愛だったのに、 いつの間にか、大介がいなくなることが恐怖へと変わっていた。 大介は、12月半ばにあるパーティーで、正式に次期社長として、紹介されることになった。 その準備の為、休みがほとんどなく、温泉旅行も中止になった。