至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

スモークの貼られた窓に張り付いて、外の様子を覗う。


10人対3人て……。


明らかに劣勢だ。


助けてもらったばかりなのに、次は大翔達の血を見ることになるの?


こんな場面に出くわすなんて生まれて初めてで、手足の震えが止まらない。




「目を瞑っていた方がいいかと」



「きゃあっ!」


車内から声が聞こえて、あたしはまた叫んでしまった。



見ると、運転席に人がいた。


まだ別の仲間がいたんだ。


この人は見るからに大人で、不良とは似ても似つかない。


坊主で強面だけど、スーツを着た身なりのきちんとした人。


一見、彼等の仲間だとは思えない。