「はあ……」


なかなか頭がついていかない。


とりあえず、この人たちはものすごい存在みたい。


クラスの女子達が憧れるのはそういう理由か。



「あの、希美……さっき電話を掛けた友達とはどういう…」


深く関わるつもりはないけど、このくらい聞いておかないと明日が面倒だから。


「ああ。学校のヤツがついこの間、カエジョの子と合コンしたらしくて。

優月ちゃん探そうと思って、誰でもいいと思ってカエジョの子の番号聞いて掛けたんだ。そしたらちょうど友達だったんだね!」


大翔は親指を立てる。


"肩にタトゥーの彼"とは、知り合いみたいだ。