極彩色のクオーレ






「へへっ、これで俺の38連勝だな。


走ることに関してだったら絶対に負けねえよ」


「なーに威張ってるんだ、部品の加工効率は俺の方が上だぞ。


そっちは俺の40連勝中だぜ、今までのだと67勝13敗9引き分けだな」


「今は関係ないだろうが、負け惜しみ言ってんじゃねえ。


それに66勝14敗9引き分けだ、ごまかすな」


「はあ?お前の数え間違いだろ。


『あと3勝で70勝だ』って言った覚えがあるぞ」


「いいや、俺は毎回手帳に戦績を書いているから間違いねえよ、ほらここに……」



シュンッ!



よくわからない言い合いを始め、証拠である手帳を出そうとしたタンザに向かって、兎のぬいぐるみが飛んでいく。



「うおっ!?」


「危ねっ!」



すぐ近くにいたハックも一緒に身体をのけぞらせて鎌を避ける。


一直線に向かってきた兎を、ニコは工具で防いだ。



「あっぶねえ、今のは危なかった!」


「殺す気かよリビア!」



兎がかすったらしく、ハックが頬を押さえて縮こまる。


続いて文句を言うタンザをリビアはきっと睨みつけ、手板を二回操作する。


また後方から兎に襲われ、タンザはバランスを崩して尻もちをついた。



「当然よ、あんたたちが空気読めないタイミングで来るんだから。


バカラリマー以上に空気読めないわね」


「はあ?」