極彩色のクオーレ






(こんな理不尽に『自業自得』って言われんの、すっげえ納得いかねえ)



歯を食いしばり唇を山のような形に開いて睨んでくるセドナを華麗に無視してリビアは続ける。



「いいじゃないの、どうせあの子のことだから、そろそろ前の生活に戻らないとまずいって自分から言い出したんでしょ?」


「すごい、大正解です。


リビア、どこかから見ていたんですか?」



ニコが素直に驚いて拍手した。


小さく肩をすくめて、リビアは髪を指ですく。



「んなわけないでしょ、あの子を見てればなんとなく分かるわよ。


確かに傍から見れば強がっているとしか思えないわよね。


だけど、そういう強がりでもしないと、いつまでたってもあの子は立ち直れないでしょ。


自分で何とかしなきゃって思えているならいい方ね、早ければ早いほど。


多少のムリも必用でしょ」


「……だけど、それってさ」


「『俺たちに頼ってくれないってことだろ』……って顔してるわね」



不満げに唇を尖らせたセドナだが、先に言われてたたらを踏む。


リビアは小さく笑って歩みより、肩をぽんと叩いた。


ムッとした表情のセドナの鼻をつまんでやる。