「トコろで、ニコとセドナは仕事ニ戻ルノハ5日ブりくライカ?」
「そうですね、それくらいは休ませてもらいました」
「あら、じゃあティファニーはもう立ち直れたってこと?」
「立ち直れたというか、空元気でいるというのか、微妙なところだけどな……」
セドナが腕組みして考え込む。
それを見ていたリビアはカバンから小さな猿の人形を取り出し、操作する。
猿の白い右手がにゅうっと伸びて、セドナの頭を叩いた。
がんっ。
「いってえ!」
柔らかそうな材質の腕に反し、手の部分はかなり硬いものを使用しているようだ。
セドナは脳天を押さえてうずくまり、涙目でリビアにかみつく。
「おいリビア、いきなり何すんだよ!?
お前に叩かれまくってるから、俺絶対にバカになってるぞ」
「え、心配ないわよ、それ以上はバカになんないから」
「ラリマーと一緒にすんな」
「その名前、あたしがあいつをぶん殴るまで禁止ね」
にこやかにリビアが言って、手版を動かす。
今度は藍色の左足が伸びたが、身体をそらして辛うじてかわした。
「あっぶねえな、何だよさっきから!」
「あんたが情けない顔してるうえに余計なことを言うからよ。
自業自得ね」


