極彩色のクオーレ






何人かの銃口が床へ下がっていく。


それを見た頭が、男たちに向かって怒号を発する。



「腑抜けた寝言みてえなこと言ってんじゃねえ、てめえら。


見た目に惑わされるな。


あいつは『彩霞ノ民』の子どもだ、何を隠し持っているのか……」



(そこまで知られてしまっているんだ……)



ティファニーの胸に、絶望感がさらに広がっていく。


銃を構えたまま狩猟頭が命じた。



「おいてめえ、この騒ぎが自分のせいじゃないって言ったよな。


じゃあお前は『彩霞ノ民』じゃないってことなのか?


だったら目を開けて証明してみろよ。


そんなに言い張れるんなら、何も怖くねえだろ?」



寒気をおぼえた。



(どうしよう……今、目を開いたら私……)



彼もまたティファニーを殺すべき対象だと判断しかねているのか、脅しなのか挑発なのか、本気で言っているのか分からない。


セイクリッドは何も言わずにティファニーを見つめていた。


変にティファニーをかばえば、彼女の命が危険になると判断してなのだろうか。



(どうすればいいの?どうすれば、この人たちに目を見せないで済むの?)