極彩色のクオーレ






「むしろ、ここ何日かはすっごく賑やかだったね。


ニコもセドナも、お仕事休んでずっと一緒に居てくれたし、リビアたちもお仕事が忙しいのに毎日様子を見に来てくれて。


タンザとハックがすぐケンカして、ギベオンが意地悪なこと言ってケセラが泣いちゃいそうになって。


それを止めようとしたセドナにリビアが元気なくなっちゃうようなこと言って、ニコとレムリアンは何もしないからって文句言われてて、私はそれが楽しくて、聴きながらずっと笑ってたなぁ」



毎晩来てくれた仲間。


自分に怪物のような目があると知ってからも、今までと同じに過ごしてくれていた仲間。


不器用ながらも優しく気遣ってくれる幼なじみ。


そして、いつも隣にいてくれる家族……。


写真立てを持つティファニーの指が微かに震えた。



「お父さん、お母さん。私、ここに住んでて良かった。


二人がいなくなっちゃったときは家にいても辛くて、どこか遠くへ行ってしまいたいと思ってた。


でも、セドナが見つけてくれて、ラリマーや街の人たちと仲良くできるチャンスをくれた。


ニコにも会えて、大切な人がたくさんできた」



瞼が熱い、でもちっとも悲しくない。


だってこれは、悲しみを表している感情じゃないから。


小さくはなをすすって、ティファニーは続けた。