極彩色のクオーレ






隠し続けてきた秘密を告白してから、もう5日になる。


ティファニーは独りでいるときはちょくちょく目隠しを外していたが、セドナたちの前ではまだ外したまま過ごすことはできないでいた。


みんなを怖がらせるから、というだけではない。


目隠しを外した自分を他人に見せることに、まだ抵抗感があるのだ。


「俺たちのことは気にしねえでいいからどんどん外せよ」とセドナは言ってくれた。


ギベオンも「ボクたちも気にしないから、今まで隠してた分、たくさん見なよ」とぶっきらぼうであったが言ってくれた。


でも、ティファニーはやんわり断った。


あの時、『無色の瞳』を見たみんなの顔が焼き付いている。


またあんな思いをさせてしまう。


離れないでいてくれるだけでも、嬉しいよりも申し訳なく感じているのに……。


それが大きなコンプレックスとなって、ティファニーの胸を支配していた。


傷つけたらどうしよう、怖い思いをさせたらどうしよう、他の人たちからの差別に巻き込まれたらどうしよう……。


心配しすぎかもしれないと思う。


だが毎朝、鏡で自分の瞳と真向かう度に考えた。


だからいつも、薄桃色の目隠しをした。


そうすれば自分も、直面しなくていい問題を避けられるから。