極彩色のクオーレ






「……使者殿、確かに私は我々の力だけで解決するのではなく、ヨリジェ国第2王子の力をお借りする方法を選択した。


だがそれはこの事態を早急に元へ戻さなければならないと判断したからだ。


解決策を考えるために、過去に起こった事件や騒動も調べ上げた。


しかしそのうえ、これまで経験したことのない事態の対処まで行う力が私たちには不十分だった。


そのため、セイクリッド殿のご厚意に甘えようと決めた」


「そうです。私たち街民の生活……命にかかわる問題だからこその決断です」



まとめ役が勇ましく発言した。



「それに、街長ひとりを責めるのはどうかおやめください。


この決断は街長の独断ではなく、ここにいる全員の総意でございます。


咎を与えるのであれば、我々全員に」



使者が眼光を鋭くした。


刺すような視線を向けられたまとめ役は口をつぐむ。


使者が何か言うより早く、セイクリッドが声を発した。


ロスティルたちに拍手を送る。



「素晴らしいことじゃありませんか、使者殿」


「セイクリッド第2王子、これはリシャーナ国内の問題だ。


ヨリジェの民の口出しは無用です」